今から色づいてきます
あの話題の「こいひめ」に
出会えるのは、ここ
「こいひめ」というのは甘柿の一品種。井上果樹園の園主、永太郎さんが名付け親です。果樹栽培の世界では、育てにくいと日の当たらなかったこの柿の味わいに魅せられ、苦労の末に、ようやく安定した収穫ができるまでになりました。糖度が最高26度、平均でも22度という甘さに加え、すべらかな肉質は、まるでマンゴーのよう。またたくまに話題となった逸品です。
「待ちに待った柿です」と
いう言葉がうれしくて
10月20日頃からは、こいひめを全国に送り始めます。こちらは販売のみですが、こいひめとバトンタッチするように11月10日頃からは、「富有柿」の柿狩りが始まります。柿狩りのお客様に喜んでいただけるよう、大玉につくりこんだ富有柿は、お客さまから「待ちに待った柿」という声をいただいたことも。その他にも、完熟柿でつくったおばあちゃん秘伝の「柿飴」があったり、植木生産農家でもあることから、野の花の寄せ植えなどができたり。楽しみも多いのが、井上果樹園の魅力です。
草生栽培を貫いて
丹精こめた畑です
生態系のある畑、そして
細胞が喜ぶような柿を
そして畑に立つとわかるのは、一面の草の絨毯。「この無肥料栽培で、そして除草剤を使わず、草生栽培をしています」と永太郎さん。「自然の生態系がある、草もはえ、虫もいる、そんな畑です。食べた人の細胞が喜ぶような柿をつくりたいと思っています。食べたら、なんかうれしい、そんなふうにいわれるような生命力のあある柿であるとうれしいですね。」という井上さんご夫婦。いつかは無農薬栽培へという夢を、楽しそうに話してくださいます。柿の産地、田主丸の、気骨ある名園です。